よくあるご質問PRODUCTS
プラスチック食品容器は有機高分子材料で出来ているので、誤って食べてしまったとしても、体内で消化・分解・吸収されることなく、そのまま排泄されます。
身近なものだとガムもプラスチックの一種(酢酸ビニル樹脂)ですが、飲み込んだとしてもそのまま排泄され、無害であることはよく知られています。
ただ、大きさや形状によって窒息や器官の一部を傷つける可能性がありますので注意が必要です。
電子レンジで食品を温める場合は「電子レンジ使用可」などの表示のある電子レンジ用容器を使用して下さい。
電子レンジは、高周波誘導加熱で食品中の水分を加熱する機器です。
プラスチック食品容器自体は、高周波で加熱しても変質や温度の上昇はありませんが、加熱された食品の熱が伝わることで容器も熱くなります。
容器の温度は食品の種類、量、水分量によって異なります。
例えば、油の多い食品を長時間加熱するとかなり高温になり100℃を超えることもあります。
プラスチックの種類によって耐熱温度もまちまちなので、品質表示などに従って使用下さい。
プラスチック食品容器から食品への化学物質の移行(溶出)については十分な安全性が確立されています。
素材の安全性については業界自主基準(ポリオレフィン等衛生協議会のポジティブリスト:PL)、製品の安全については食品衛生法(厚生省告示370号)、およびポリオレフィン等衛生協議会の確認証明制度によって安全性が担保されています。
中央化学の食品容器は、法令、業界自主基準共にクリアした製品なので安心してご使用になれます。
プラスチック食品容器は、その中に入れる内容物や用途によって、いろいろな材質が使い分けられています。
プラスチックは一般的に安定な物質ですが、内容物や用途によっては変形、膨潤、ひび割れなどをおこすことがありますので、他の用途に転用しないようにして下さい。
プラスチックの中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどは油にも強いのですが、ポリスチレン(スチロール樹脂)は油に弱い性質があります。
特にレモンなど柑橘類の皮に含まれるテルペン油やMCT(中鎖脂肪酸油)のような油脂に容易に侵されることが知られています。
「燃えない紙」や「紙より軽い鉄」はありません。プラスチックは人工的に作られた材料ですが、目的に応じて様々な性質・機能を持った多くの種類のプラスチックがあります。
食品容器の分野においても、耐熱性、保温性、透明性など目的、用途に応じて多くの種類のプラスチックが使い分けられています。
食品衛生法とこれに基づいた具体的な基準が「食品、添加物等の規格基準」(昭和34年厚生省告示第370号)「第3:器具及び容器包装」(最終改正平成18年3月31日)厚生労働省告示第201号で定められています。
発泡スチロールトレーの耐熱温度は80℃です。
焼きたてや揚げたての食材などを直接のせたり、食品を入れたまま電子レンジで加熱したりすると、変形したり、穴があいたりすることがありますので、熱い食品を直接のせたり、電子レンジ加熱は避けてください。
プラスチック食品容器は食品を保護し、商品価値を維持しつつ受け渡されることを目的に使われています。
特にワンウェイタイプの容器は単に利便性のみでなく安全性確保の点からも重要な役割を担っています。
その結果、供給側(生産・加工・流通)はコストを下げることができ、消費者は衛生的で安全な商品を安く買うことができます。
プラスチック食品容器は食品の生産・流通・消費全体のエネルギーやコストを考えても、私たちにメリットをもたらし、使い捨てにしたとしても決して無駄遣いではありません。
しかし、資源をより有効に活用するため、使われた後どのように処理していくのかについて考える必要があります。
2000年4月から容器リサイクル法が施行され、循環型社会を目指し、リサイクル可能な材料の開発、回収した容器の用途開発などを進めることも重要だと考えます。