社会Social

[持続可能な社会の実現に向けた社会との共生]
持続可能な社会の実現のため、地球環境保全の実現とともに大切なことが、社会との共生と考えます。
社会の公器として、当社は従業員、お客様、そして地域社会とともに成長・繁栄することを目指します

安全・安心の提供

「食」に関わる企業として、製品の衛生・安全性の確保は私たちの第一責務と考え、関係法令や業界自主基準以上の自社基準を設けて衛生・安全性の確保に努めています。

貢献するSDGs

安全に関するコンプライアンス

当社では食品に直接触れるプラスチック製食品包装容器の衛生・安全性が何よりも重要と考えています。関係法令「食品衛生法」、「食品安全基本法」や業界自主基準の遵守はもちろんのこと、自社基準を設けて製品の衛生・安全性を担保しています。

  1. 自社基準

    素材研究、製品設計、製造工程などにおける管理と従業員教育を徹底し、製品の衛生・安全性を確保しています。

  2. 業界自主基準

    一般財団法人化学研究評価機構(JCII)食品接触材料安全センター
    業界団体が定めた自主基準ポジティブリスト(PL)と、国が定めたPLへの適合を示す確認証明制度を運営している団体。国が定めたPLに適合が求められる制度の施行によりPLへの適合を示す確認証明書の発行・運営を行います。

    PETトレイ協議会
    日本で唯一食品用の再生プラスチックに関する自主規制基準を運用する団体。安全面においては厚生労働省再生プラスチック指針に準拠するとともに、それを補完する自主規制基準を策定、運用しています。

  3. 法令

    食品衛生法
    食品衛生法では、「食品用の容器包装は清潔で衛生的でなければならない。有毒、有害な物質を含んでいてはならない。人の健康を損なうおそれのある容器包装を、販売・使用してはならない」としています。2020年の法改正でPL制度が導入されました。

    食品安全基本法
    食品安全基本法では、「食品の安全性の確保は科学的知見に基づき国民の健康への悪影響が未然に防止されること」としています。PL収載のリスク評価は内閣府食品安全委員会が行います。

容器包装の安全に関する規制

改正食品衛生法への適合とは

改正食品衛生法が2020年6月に施行され、プラスチック製食品器具・容器包装分野において、①ポジティブリスト(PL)制度 ②一般衛生管理、適正製造規範 ③営業届出制が導入されました。本法の施行にあたり、法施行後5年間の経過措置※1が設定されています。法適合とは、PLに適合していること、あるいは経過措置の範囲内であることのどちらかを示します。
制度改正によって、国が制定するPLへの適合が義務となり、さらに、サプライチェーン間における適合情報の説明伝達が求められます。当社では改正食品衛生法への適合情報を書面(自己宣言)にてお客様にお伝えしています。また、当社の取り組みとして、全社での制度改正の勉強会の開催、JCIIなどの業界団体を通じて継続的に情報収集に努めるほか、品質管理部門と工場で情報共有を行い、衛生・安全性の確保に努めています。


中央化学の目指すESG

製品の企画・開発から製造、流通のプロセスのみならず、資源循環リサイクルや職場環境の改善を含めてESG課題解決に取り組んでいます。その内容、進捗については、当レポートで環境、社会、ガバナンスの3分野に分けて報告します。

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